用語集TECHNICAL WORDS
素材についてMATERIAL
PP(ポリプロピレン)
原油を石油精製プラントで異なる温度や圧力で蒸留・分離して得られる石油製品のひとつ「ナフサ」の分解から生産され、合成樹脂や石油化学製品の基礎原料となるものをプロピレンと言います。炭素と水素から成る重合体(ポリマー)でプロピレンが重合したものをポリプロピレン(PP)と言います。
熱をかけることで可塑性(力を加えて変形させた後、力を除去しても元に戻らない)をもつ熱可塑性樹脂の一種でプラスチックとしては最も軽く、汎用的に日用品などで多く使用されています。
特徴
- 耐熱性が高い
- 耐薬品性に優れている
- 軽くて加工性が高い
- 安価で量産ができる
使用されている代表例
バケツやゴミ箱、お菓子の包装、電子レンジ用食品トレイやタッパー、ケースやカップなど日用品
OPP(オリエンテッドポリプロピレン)
二軸延伸ポリプロピレン
ポリプロピレンを縦横の二軸に延伸し、引っ張った状態で熱をかけて固定したものがOPPです。そのため、延伸したOPPフィルムは引っ張った力が強いのでこれ以上伸びません。同じポリプロピレン原料のCPPに比べて切れ目から裂けやすいという面も持ち合わせていますがその分、光沢があり透明度が高く、コシがあり、引張強度、防湿性、耐油性など多くの性能が向上します。
また、塩素を含んでいないためゴミ焼却時にダイオキシン(有毒)が発生しません。一般的には20μから60μまでが包装用として用いられてます。OPP単体を使用したフィルムは、比較的安価な袋として乾燥食品用としてのパートコート袋、雑貨・繊維包装の溶断シール袋として多く使用されています。OPP/CPP,OPP/PEなどラミネートしたフィルムは、雑貨、米菓、キャンディー、インスタントラーメン、アイスなどの外装で幅広く使用されています。
ガス遮断性はあまり良くないため、長期保存、脱酸素剤封入包装、ガス充填包装には適しません。その外にも機能性タイプには、蒸着OPP、ヒートシール性OPP、強静防タイプ、高透明タイプ、シュリンクフィルム、マット調フィルム、パール調フィルム、易接着性OPP、防曇OPPなど種類は多くあります。
特徴
- 光沢感があり透明度が高い
- コシ・耐水性がある
- 防湿性・耐油性がある
- ガス遮断性は弱い
使用されている代表例
クリアファイルやポストカードなどの文具・雑貨のパッケージ、乾物やお菓子のパッケージなど
CPP(キャストポリプロピレン)
無延伸ポリプロピレン
ポリプロピレンを伸ばさずに成型したフィルムがCPPです。延伸していないためOPPに比べて裂けにくく引っ張ると伸び丈夫です。
フィルムがやわらかく、ヒートシール性も良く、引張強度、防水性、防湿性、耐油性も優れています。
耐寒性が良くないため寒冷地での使用はあまりお勧めしません。
特徴
- 比較的透明度が高い
- 伸びるため裂けにくい
- 耐摩擦性に優れている
- 耐寒性があまり良くない
使用されている代表例
DMメール便・郵送封筒、ブックカバー、お弁当箱など立体物を入れる袋など
IPP(インフレーションポリプロピレン)
ポリプロピレンをチューブ状に水冷インフレーションをして成型したものです。防湿性、耐熱性に優れています。熱溶着が可能な比較的透明度の高いフィルムです。ガス遮断性は良くないので、長期保存や脱酸素剤を使用したり不活性ガス充填にも不向きです。LDPEと並んでよく使われるシール素材です。LDPEに比べて透明性、防湿性、コシの強さ、耐薬品性に優れています。
柔軟性・耐衝撃性・耐寒性・耐候性もLDPEよりは劣るため-20℃以下になると脆くなります。
IPP単体でつくった袋はめん類、パン包装、ピーマン、もやし、雑貨などの軽包装、繊維包装などOPP/CPPやKOP/CPPなどラミネートしたものは軽包装、菓子包装などに多く使用されています。また、120℃~130℃のレトルトパウチのシーラント、蒸着フィルム、静電気防止タイプ、低温シールタイプ、耐寒タイプなど種類は多くあります。
特徴
- ポリに比べて透明度が高い
- 防湿性・耐薬品性に優れている
- 耐寒性があまり良くない
- ガス遮断性は弱い
使用されている代表例
食パン袋、青果物を入れる袋、文具・衣料品袋など
LDPE 低密度ポリエチレン
(ローデンシティポリエチレン)
LDPEは密度が0.910~0.930未満のポリエチレンのことで「ローデン」とも言います。
石油を原料とするナフサを熱分解して得られるエチレンを重合して製造します。触感がツルツルしている材質で、わずかに白っぽく、手で引っ張るとしなやかに伸びやすいのが特徴です。耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、ヒートシール性、耐衝撃性、耐寒性に優れますが、耐油性、耐有機溶剤性、耐熱性はよくありません。ガス遮断性は良くないので、酸素ガス、二酸化炭素などの有機ガスは良く通しますが、防湿性は比較的良いとされています。
単体では、ゴミ袋、食品等の軽包装用ポリ袋、スキン包装、冷凍食品、米などの重量物、ショッピングバッグで使用されています。ラミネートしたものは菓子、乾燥品、液体食品などの包装材シーラントとして使用されています。
特徴
- やわらかい質感で伸びやすい
- 防湿性・耐薬品性に優れている
- 耐寒性があまり良くない
- ガス遮断性は弱い
使用されている代表例
食パン袋、青果物を入れる袋、文具・衣料品袋、ショッピングバッグなど
LLDPE 低密度ポリエチレン
(リニヤローデンシティポリエチレン)
製造法や添加剤の工夫により、一般のポリエチレンより分子の枝分かれが非常に少ない低密度ポリエチレンを製造することができます。
これをL-LDPEといい、高圧法低密度ポリエチレンとも言います。
性能としてはLDPEと大きな変わりはありませんが、引張強度などの物理的強度とヒートシール強度並びに剛性はLDPEより高いです。透明度や外観はLDPEより少し劣りますが、耐ピンホール性に優れています。密度が低く、柔軟性、透明性、低温シール性などが要求される用途に使用されています。
主にラミネートフィルムのシーラントとして重量物包装・液体包装高速自動充填・タテピローによる重量物包装・ガスフラッシュ充填包装で使用されています。
特徴
- 防湿性・耐薬品性、引張強度・ヒートシール強度・耐ピンホール性に優れている
使用されている代表例
ペットボトルキャップやアイスクリーム蓋、肥料袋など重量物の包装袋、ショッピングバッグなど
HDPE 中・高密度ポリエチレン
(ハイデンシティポリエチレン)
HDPEは密度が0.942~0.970がポリエチレンのことで「ハイデン」とも言います。
原料は低密度ポリエチレンと同じですが、触媒が異なります。一般的にはLDPEより手触りがさらさらとした感触で、白っぽいのが特徴のため「シャカシャカ」したタイプの袋ということもあります。ヒートシールはLDPEより高温を必要としますが、その分耐熱性とコシの強さがあります。耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐衝撃性、耐寒性は優れてますが、ガス遮断性、耐有機溶剤性には劣ります。
単体ではLDPEと同じく雑貨、食品等の軽包装袋などによく使用されますが、ラミネート用としては、ナイロン(ONY)やPETと貼り合わせて、高温ボイルやセミレトルトパウチのシール材として使用されることもあります。最近はL-LDPEの耐熱タイプや耐熱CPPに置き換えられることが多いのが特徴です。
一軸に延伸したHDPE(OPE)は透明性もよく、コシもあり、ひねり包装用に利用されています。
特徴
- 無臭・衛生性が高い
- 耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐衝撃性、耐寒性・電気絶縁性に優れている
使用されている代表例
ショッピングバッグ、レジ袋・レジ横ロール袋、雑貨等のラッピング袋、ブルーシートなど
PVC ポリ塩化ビニル(塩ビ)
熱可塑性樹脂の一種で汎用性が高いプラスチックの一種です。製造過程において可塑剤の添加量を調整することで、硬質・軟質の製品が得られ、用途によって使い分けられます。
軟質フィルムは柔らかい素材で、多少厚みがあるものでも手で曲げられるほどの柔軟性があります。伸び、引裂強度が大きく、強靭なフィルムでソフト塩ビから「ソフビ」とも言います。すべり性が悪く、コシも無いのが特徴で、ガスバリア性、防湿性ともにあまりよくはありません。
硬質フィルムは、引張強度、コシの強さはセロハンに似ており、強度に優れています。塩ビは、温度の影響を受けやすく、夏は柔軟で強靭でありますが、冬は硬くて脆弱です。軟質の薄手フィルムとしては繊維や雑貨の包装・収縮塩ビとしてシュリンク包装、ラベルやキャップシールなどに使用されています。軟質塩ビは、スーパーなどでラップフィルムとして大量に使用されています。硬質塩ビのシートは、成形性が良く、食品用のトレーや容器、ブリスターパックなどに使用されています。
特徴
- 軽量・安価
- 製造・加工が比較的簡単
- 耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐薬品性、耐久性、難燃性、電気絶縁性に優れている
- 耐熱性・耐衝撃性が劣る
使用されている代表例
軟質:食品用フィルム・ラップ、デスクマット・名刺ケースホルダー、フィギュアなど
硬質:クリアケース、水道管・パイプなど
共押出しフィルム
多層共押出し法で、異種の樹脂を平行した2つ以上のスリットから共に押出し、製膜すると同時にラミネートまでされた高機能フィルムです。非常に薄い厚みで多層化が可能であり、残留溶剤の心配もなく、いろいろな性能・用途のフィルムを作ることが可能です。近年では、延伸したフィルムや種類、量ともに増加しています。ただし、共押出しの層と層の間に印刷などの加工はできません。
特徴
- 高い透明度、成形性、ガス遮断性に優れている
使用されている代表例
まとめ売り商品セット袋、食品用真空パック・フィルム、食品パッケージ・包装袋など
PET ペット樹脂
(ポリエチレンテレフタレート)
ポリエチレンテレフタレートはポリエステルの一種で「ペット」と略称されます。ペットボトルの名称はこれに由来します。
耐熱性や耐寒性、強度に優れ、透明度が高いといった特性を持っている。また強靭で耐薬品性に高いです。フィルム・磁気テープの基材、衣料用の繊維など(フリース)などに用いられています。ペットボトルから繊維へといったリサイクルが比較的普及しています。
特徴
- 透明度が高く強靭
- 耐熱性、耐寒性、耐薬品性に優れている
使用されている代表例
ペットボトル、フィルム、機械部品など
VMCP・VMPET
VMCP(VM-CP)とは「アルミ蒸着CPP」 VMPET(VM-PET)とは「アルミ蒸着PET」のことです。
アルミ蒸着袋とはCPPフイルムやPETフイルム等の表面にアルミニウムの微粒子を真空蒸着(バキュームメタル)したフイルムを使用した袋です。水蒸気やガスのバリア性に優れ、保香性・遮光性を有しています。アルミの光沢を活かした装飾効果もあります。ヒートシール性を有していることから、シーラント基材としてご使用可能です。PET以外にもPP、PEなど幅広いフィルムを基材に選択できます。
特徴
- 光沢がある
- 保香性、遮光性、水・ガス遮断性に優れている
使用されている代表例
缶バッジ・アクリルキーホルダー等、景品の目隠し袋、茶葉やコーヒー豆の袋、スナック菓子袋など
印刷⽅式PRINTING
グラビア印刷
凹版方式に製版された版の表面に、その後版の表面を平らな板(ドクターブレード)で掻き落とすと凹み部分にインクが残り、窪みに残ったインクをフィルムに転写させる方法で印刷をします。版は規則正しく配列している細かい凹点からなり、同一版面の凹点の大きさは同じであるが、深さが原稿の色の濃さにより異なり、深い凹点ほどインキが多く入るので印刷物は濃色となる。輪転方式による高速回転のため、大量印刷に適しています。
オンデマンド印刷(デジタル印刷)
デジタル処理にてデザインデータを直接フィルム等の基材に印刷をします。製版工程がないため、短納期・小ロット・低コストで多色印刷が可能です。
シルク印刷
孔子状の版を使用して直接インクを刷り込む方法で印刷します。ベタなど広範囲の印刷に適している方法です。
フレキソ印刷
グラビア印刷とは逆で、柔軟性のあるゴムや樹脂の凸部に付着させたインクをフィルムに転写させて印刷をします。水性インキを使用することで、有機溶剤含有量を極力減らすことが可能なため環境対応に配慮した商品パッケージなどで多く使用されます。
オフセット印刷
太い銅の筒に平たい版(平版)からブランケットと呼ばれるアルミ板に転写したインクを印刷物に載せる方法です。
ベタ印刷
インキ濃度が100%の色で面を塗りつぶす印刷方法のことです。隙間なくインキで覆うので、印刷がしっかりと色濃く再現され綺麗に仕上がります。
サーマルプリント
熱転写式の印刷方法で、データをサーマルヘッドに送り、熱を加えてサーマルリボンを蒸着させます。
ホットスタンプ
ドライ式で、データを150℃程度に加熱し、インクリボンの上から熱を加えて蒸着させます。
箔押し
データをもとに箔押し用の版(金型)を作り、高温(約170度)の熱と、圧力でプレスし金や銀などの箔を熱転写させる方法です。
加⼯についてPROCESSING
製袋
袋の業界では機械を使用して袋の形状に製造することを製袋(せいたい)と呼びます。
サイドシール
袋の両端部分(サイド)を製造の過程で熱刃で溶断する(切断と接着を同時に行う)加工方法です。溶断された部分をシールと呼んでいます。
ボトムシール(底シール)
筒になっているチューブ状のフィルムをカットする際、底となる部分を溶着する方法です。ポリ袋、ビニール袋にボトムシール加工が多くみられます。
三方シール
三方シールとは、フィルムを半折して折った辺以外の三方をシールすることです。袋では食品によく使用されることが多く、中身を入れて最後に封を閉じるタイプです。
背張り(合掌)
1枚のフィルムを筒の形状にして袋の裏側になる面で貼り合わせる形状に加工することです。
パートコート
熱接着しやすいようにシール部分に樹脂をコーティング加工することです。シールした袋は丈夫で防湿性に優れて低温接着でシールが可能なため中身の封入後に下部を熱シールして使用します。
首掛け・ビン掛け
吊り下げられる大きめの穴が空いていてペットボトルやビンのネック部分に掛けられる加工形状です。
ガゼット(マチ)
ガゼットとは厚み・奥行きのことで、袋を製造する際に折り込みを入れてマチを付ける加工形状でマチとも言います。ガゼットを付ける事により厚みのある商品をきれいに包装できます。
半折
素材を半分に折ることを半折と言い、フィルムを折りながら加工することを半折加工と言います。
二次加工
既に製品になっている状態のものに穴をあけるなど後から加工を施すことを言います。
コロナ処理
コロナ放電照射により改質させる表面処理技術です。処理がされていると親水性が向上するため、袋業界では、印刷がきれいに仕上がるようにフィルムにコロナ処理をすることが一般的です。
製版
製版とは、ご入稿頂いたデータを元に印刷用の版を作る工程です。グラビア版とは鉄またはアルミに銅メッキをしたシリンダーに凹状の加工を行い、さらに硬いクロームメッキをしたロール状のものです。版は1色につき1本となります。
ラミネート
複数の素材を貼り合わせる加工方法を指します。ラミ加工・パウチ加工とも呼ばれます。複数の素材を貼り合わせることで様々な付加機能を追加し、また印刷面が中身に触れないため、色落ち、摩耗の防止、美観、高級感を増すことができます。
表刷・裏刷
表刷とは包材の表側に印刷したものであり、裏刷とは包材の内側に印刷したものである。内容物に食品が入る場合は内側に印刷すると内容物に触れてしまうため表刷を選びますが、一般的には裏刷の商品が多いです。
スリット
刃を入れてフィルムを切る作業のことです。印刷工程で必要な線など製品には関係ない部分を機械で切り落としたり、大きな幅の原反を加工で必要な巾に切ることが可能です。
ヒートシール
接着剤を使わず、熱によってフィルム同士を接着させることです。
ヒコーキ穴
フックに吊るす時にとおす穴の形状をさす言葉です。
折スジ入り(ミシン目入り)
折りやすくするために筋が入っていることです。折り目をきれいに見せることが可能です。
また封入後の折り返し部分のふくらみを軽減できるため、特に厚めのフィルムを選択した場合に効果的です。
ライン(仕切り線)入り
へだてを設ける区切線が入っていることです。吊り下げ袋の商品との境目に入れるだけではなくひとつの袋を間仕切り、異なる内容物を配置良く入れることが可能になります。
ヘッダー
商品販売で店頭に陳列する際にぶら下げる時に通す穴が空いている袋の吊り下げ部分を指します。
その他OTHERS
紙焼き
文字や写真を印画紙に焼きつけること・また、焼きつけたもののことです。弊社ではグラビア印刷の際、版のチェックに使用します。
青焼き
製版フィルムを青写真感光紙に焼き付け校正紙の代用としたものです。
ユポ紙
ポリプロピレン樹脂を主原料として製造されたシート状の紙であり合成紙とも言います。弊社の規格白ヘッダーでは吊り下げ用の袋に強度強化のためフィルムの間に挟んでいます。
アッセンブリ
英語で「assemble」集める・組み立てるという意味であり、生産工程の中で組み立て工程のことを指します。袋に商品を詰めるセット作業のことを指して言葉を使うことがあります。
リードタイム
物流業界におけるスタートからゴールの期間を表す言葉で調達期間とも言います。生産におけるリードタイムとは、工場での製作がスタートしてから予定数の生産が完了するまでの期間を指します。
ロット
同種の製品を生産する際の最小単位として使用されている言葉です。
膨潤(ぼうじゅん)
ゲル状物質が溶媒を吸収して体積が増加する現象のことです。袋業界では、内容物とフィルムの原料が化学反応を起こして表面が波打ってしまったりくっついてしまうことを指します。
フィッシュアイ
フィルム製造工程に起因して発生するものです。溶融させたプラスチックス樹脂を押し出し製膜してプラスチックフィルムを作るのですが、その際溶融樹脂の中に不溶解物もしくは熱劣化物等が混入してしまうことがあり、それを核として凝集した粗大ポリマー粒子をフィルムの中で形成したものをいいます。フィルムから樹脂粒が飛び出すことは無いものの、フィルム表面に凹凸を生じさせることがあります。
ブロッキング
原反の面同士がインキの乾燥不足・添加剤がしっかり入っていないなどの理由でくっついてしまいはがれにくくなる現象のことです。ブロッキングの原反を使用して製袋すると口開き不良や密着した製品が発生する原因にもなります。
ピンホール
形成塗膜に出来た小さな穴のことです。厚手のフィルムや固くてコシがあるフィルムは袋の場合は製袋する際の温度調整によって起こりやすくなります。
バイオマス
「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」と定義されています。
蒸着フィルム
アルミニウムなどの金属やシリカなどの酸化物を蒸発させて、フィルム状に薄膜化したものです。蒸発させる物質や膜の厚み・フィルム素材を変更すると様々な機能を持たせることも可能です。フィルム上にアルミニウムを薄膜化させたアルミ蒸着フィルムをよく使用します。
スリーブ
袋状・筒状のディスクジャケットを指してスリーブといいます。カードゲームの世界では、汚れ・傷などから保護するために1枚1枚入れるための袋状を指します。
手穴(小判穴)
手を掛けて持てるように加工する穴の形状をいいます。